シロアリ駆除の最適な時期とは!?おすすめの季節とタイミングとは

シロアリ駆除はいつがベストシーズンなのか疑問に思われている方もいらっしゃるでしょう。

結論から言えばシロアリ駆除のタイミングに季節は関係ありません。
シロアリを見つけたら即駆除をする必要があります。

そこで、シロアリ駆除のタイミングをご紹介します。

 

シロアリは1年中活動している

シロアリは1年中活動しています。
そのため、駆除するのにベストな時期というものはありません。

中でもシロアリが活発に活動するのは気温が20~30度の時です。
気温が低いときに動きが鈍くはなるものの、1年を通じて活動しています。

その上進行スピードも速く、ベストな時期を待っていると被害が拡大してしまうおそれがあります。
したがって、シロアリを見つけ次第、なるべく早く駆除をする必要があります。

ただし、シロアリの2種類の駆除方法のうち、ベイト工法による駆除方法は時期も重要になります。

 

シロアリの駆除方法と時期

シロアリ駆除にはバリア工法とベイト工法の2種類があり
それぞれ施工方法の特長、効果が出る時期、施工期間などが異なります。

シロアリ被害の状況や建物に合わせて業者のアドバイスをもらいながらベストな工法を依頼しましょう。

 

バリア工法は1年中可能

バリア工法は床下の土や木部に薬剤を散布し、シロアリ駆除・予防を行う方法です。
即効性があり、薬剤を散布したその日から効果を得ることができます。

バリア工法は年間を通していつでも施工でき、ベイト工法に比べて施工費用が安いのが特徴です。

バリア工法で使用される薬剤は人体への安全性が確保されたものです。
揮発性もほとんどなく、臭いもあまり気にならないため、施工中でも普通の生活をすることができます。

ただ、薬剤が敏感な方は気になってしまうことがあります。
小さなお子様やペットは施工箇所から離れた場所で待機するのが良いでしょう。

施工は約6時間程度~約1日程度で完了します。

 

ベイト工法は4~9月がおすすめ

ベイト工法はベイト剤と呼ばれる毒エサを使った方法です。
ステーションと呼ばれるケースにベイト剤を入れ、これを家の周りの地中に埋めてシロアリを誘い食べさせます。
定期的にステーションの状態を確認し、中身が減っている場合はベイト剤を補充します。

シロアリはベイト剤を巣へ持ち帰るので、巣ごと根こそぎ駆除することができます。

ベイト剤は効果が出るまでに数カ月単位の時間はかかりますが、屋内で薬剤を噴霧するわけではないので、臭いもなく安全です。

ベイト工法ではシロアリに毒エサを巣に持って帰ってもらう必要がありますので、シロアリの活動が活発になる4~9月に行うと効果が現れやすくおすすめです。

 

シロアリの繁殖時期

シロアリの繁殖時期にはシロアリの活動が活発になり、新たな巣を求めて移動することもあります。
これまで被害に遭っていなかった家でもシロアリがやってくる可能性がありますので注意が必要です。

シロアリの繁殖期はヤマトシロアリが4~5月、イエシロアリは6~7月、アメリカカンザイシロアリは6~9月頃です。
この時期は特に羽アリに注意が必要で、羽アリが飛んでいるのを見かけたり、大量の羽が落ちているのを見かけたらすぐにシロアリ駆除を行いましょう。

 

シロアリ駆除は5年おき

シロアリ駆除は基本的に約5年おき程度に行うのが安心です。
シロアリ駆除用の薬剤の効果は約5年程度で効果が切れます。
というのも、人体や周辺環境に悪影響を与えないよう、薬剤は約5年程度で効果が切れるように国から定められているためです。

したがって、薬剤の効果が切れる約5年おき程度にシロアリ駆除・防蟻を行うのがおすすめです。

薬剤の5年間の効果から、多くの業者では、シロアリ駆除の効果が薄れる5年おきに保証期間を設けています。
保証期間とは、駆除工事後に万が一シロアリが再発生した場合、無料で駆除作業をしてくれるというものです。

 

シロアリ業者の選び方

シロアリ業者選びで優良業者を見つけるポイントは以下の5つです。

 

料金体系・見積書が分かりやすい

シロアリ駆除の料金体系や見積書が分かりやすい業者であれば
駆除当日になって追加料金を請求される可能性が低くなります。
見積書を発行しない業者は要注意です。

見積書の内容に不明点がある場合は契約の前に確認しましょう。

 

不要なサービスを無理に勧めない

悪質な業者は必要のないオプションを無理に勧めたり、追加工事をしようとすることがあります。
オプションや追加工事が必要な理由をきちんと説明できない場合はハッキリと断りましょう。
また、契約を急がせる業者にも気を付ける必要があります。

 

薬剤や作業内容について詳しい説明がある

優良業者は使用する薬剤や作業内容をしっかりと説明することができるスタッフが揃っています。
経験豊富な業者であれば知識量が豊富で確実な防蟻処理をすることができます。
作業内容や薬剤に関して曖昧な知識の業者では施工後すぐにシロアリが再発する恐れもありますので要注意です。

 

保証・アフターサービスが充実している

専門業者がしっかりとシロアリ駆除を行っても再発してしまうことがあります。

そのため、保証やアフターサービスに力を入れ、再発時に対応してくれるかを事前にチェックすることが大切です。
シロアリ駆除の薬剤は約5年程度で効果が薄れるため、多くのシロアリ業者が「5年保証」のアフターサービスを付けています。

 

施工実績が豊富

公式ホームページに施工事例を掲載している業者があります。
実際に施工した画像や事例を多数掲載している業者であればどのようなシロアリ駆除を行うのか想像しやすいはずです。
しかし、中にはフリー画像を使っている業者もありますので、注意が必要です。

業者選びでは口コミ等もチェックすると良い業者を効率的に見つけることができます。

 

シロアリは見つけた時が駆除のタイミング!

シロアリ駆除はベストシーズンというものはなく、見つけた時が駆除のタイミングです。
確かにベイト工法ではシロアリの活動が活発化する時期は効果が現れやすい傾向があります。
しかし、シロアリ被害は放っておくとあっという間に被害を広げてしまいます。

羽アリや大量の羽が落ちているのを見かけたら早めにシロアリ業者に相談しましょう。
シロアリ業者を選ぶ際には作業料金やアフターサービスの充実度などをチェックして、経験豊富な優良業者を選びましょう。